Windows XP SP2にはDEP(データ実行防止)機能があり、この機能が常に有効に働いているパソコンでは、アプリケーションソフトを実行すると「コンピュータ保護のため、このプログラムはWindowsにより終了されました。」とメッセージが表示されることがあります。
表示されたときは、[メッセージを閉じる]をクリックして画面を閉じ、以下の手順に従って実行できなかったアプリケーションソフトが安全かどうか確認してください。
- [スタート]をクリックし、「コントロールパネル」をクリックします。
「コントロールパネル」画面が表示されます。
- 「セキュリティセンター」をクリックします。
「Windows セキュリティ センター」画面が表示されます。
- 「ファイアウォール」、「自動更新」、「ウイルス対策」が全て有効になっているか確認します。
有効になっていない場合は、すべて有効に設定してください。
- ウイルスチェックを実行します。
- ウイルスが検出された場合は、ご使用のウイルス対策ソフトの削除手順に従って、ウイルスの駆除などを行ってください。
- ウイルスが検索されなかった場合は、アプリケーションソフトの開発元に、アプリケーションソフトの更新が可能かどうか確認してください。
特定のアプリケーションソフトだけDEPを無効にする
ウイルスチェックでアプリケーションソフトが安全であることが確認され、アプリケーションソフトの更新ができない場合は、アプリケーションソフトを実行できるよう、DEPを無効に設定します。
特定のアプリケーションソフトのDEPを無効にするには、以下の手順に従って操作してください。
- [スタート]をクリックし、「マイコンピュータ」をクリックします。
「マイコンピュータ」画面が表示されます。
- 「システムのタスク」欄の「システム情報を表示する」をクリックします。
「システムのプロパティ」画面が表示されます。
- 「詳細設定」タブをクリックします。
- 「パフォーマンス」欄の[設定]をクリックします。
「パフォーマンスオプション」画面が表示されます。
- 「データ実行防止」タブをクリックします。
- 「次に選択するものを除くすべてのプログラムおよびサービスについてDEPを有効にする」をクリックしてチェックを付けます。
- DEPを無効にするアプリケーションソフトをクリックしてチェックマークをつけます。
一覧にアプリケーションソフトが表示されていないときは、[追加]をクリックしてDEPを無効にするアプリケーションソフトのファイルを選択します。
- [適用]をクリックし、[OK]をクリックします。
- 「システムのプロパティ」画面で[OK]をクリックします。
- 画面右上の[×]をクリックして「マイコンピュータ」画面を閉じます。
手順7.で再起動の確認画面が表示されたときは、[OK]をクリックしてパソコンを再起動します。
【補足】
上記設定を行うと、セキュリティ機能が低下する可能性がありますので、アプリケーションソフトの更新ができた場合は、再度DEPを有効に設定することを推奨します。