赤外線通信によって、「ケーブル接続」を行うには?

該当機種
◎「プログラム」−「アクセサリ」の中の「ケーブル接続」は、アプリケーション名です。
接続の方法は、シリアルケーブル接続・パラレルケーブル接続・赤外線接続の3種類から選択できます。
【参照】
「ケーブル接続」がインストールされていない場合には、当Mebius Q&Aの「「ケーブル接続」をインストールするには?」を参照して、インストールしてください。

◎ 2台のコンピュータ間で赤外線接続を行うには、両方のマシンで同じポートにMicrosoft Windows95標準の赤外線通信ドライバ(赤外線モニター)がインストールされている必要があります。
(PC-A435, 445, 455, 445Hの内蔵Irの割り当てがCOM2なので、COM2に揃えるのがいいと思われます。)

◎ネットワークの設定が正確に行われている必要があります。

A.)「ネットワーク」のプロパティ−「ネットワークの設定」タブの「現在のネットワーク構成」に以下の5点が全部含まれていることを確認します。

・Microsoft ネットワーククライアント
・ダイヤルアップアダプタ
・IPX/SPX互換プロトコル
・NetBEUI
・Microsoft ネットワーク共有サービス(ホスト側のみ)


インストールされていない場合には、以下の手順で追加します。
(1)《追加》ボタンをクリックします。
(2)「クライアント」「アダプタ」「プロトコル」「サービス」のいずれかを選択して《追加》ボタンをクリックします。
(3)必要な製造元および名称を選択して《OK》ボタンをクリックします。

B.)「ネットワーク」のプロパティ−「ユーザー情報」タブの「コンピュータ名:」「ワークグループ:」、および起動時のユーザー名を確認します。
・「コンピュータ名:」「ワークグループ:」、および起動時のユーザー名は半角英数字で、空白を含んでいないことを確認します。
漢字や空白が含まれている場合、正常に接続できない場合があります。
・ホスト側、ゲスト側で、同一のワークグループ名を設定してください。

C.)ホスト側、ゲスト側で、同一のプロトコルがインストールされていることを確認します。
・IPX/SPX互換プロトコル、NetBEUIの両方がインストールされていることを確認します。
・以下の手順で、プロトコルがダイヤルアップアダプタにバインドされていることを確認します。
(1)「ネットワーク」のプロパティ−「ネットワークの設定」タブの「現在のネットワーク構成」ボックスで「ダイヤルアップアダプタ」をクリックし、《プロパティ》ボタンをクリックします。
(2)「バインド」タブをクリックします。
(3)「IPX/SPX互換プロトコル->ダイヤルアップアダプタ」「NetBEUI->ダイヤルアップアダプタ」チェックボックスがオンになっていることを確認します。

◎ホスト側のマシンではファイルの共有設定が必要です。
【参照】
共有設定のしかたについては、当Mebius Q&Aの「ファイルやプリンタの共有設定をするには?」を参照してください。

【接続手順】
(1)2台のパソコンの赤外線ポートを向かい合わせて、20〜50cm程度離して置きます。
(2)2台のパソコンの電源を投入します。
*BIOSでIrモードが選択できるパソコン(例:Mebius)では、「IrDA」を選択します。
(3)Mebiusでは、セットアップユーティリティを起動し、以下の項目を確認・変更します。

《Advanced》メニュー
COM1/COM2 Function:[Serial Port/IR]または[FAX modem/IR]
IR Type:[IrDA1.0]または[IrDA1.1]


【参照】
セットアップユーティリティの起動や終了・設定の変更のしかたについては、当Mebius Q&Aの「セットアップユーティリティの起動と終了のしかたは?」を参照してください。

(4)それぞれのパソコンで、《スタート》ボタン−《設定》−《コントロールパネル》の順でクリックします。
(5)《赤外線モニター》アイコンをダブルクリックします。
(6)「オプション」タブをクリックします。
「次のポートで赤外線通信を使用可能にする」チェックボックスがオンになっていること、COM2が選択されていることを確認します。
次の行に「アプリケーションをサポートしているポートCOM4とLPT3」という表示があることを確認します(これが仮想ポートです)。
(7)「状況」タブをクリックします。
それぞれのパソコンの「赤外線デバイス」を認識していることを確認します。
《OK》ボタンをクリックしてウィンドウを閉じます。
(8)それぞれのパソコンで、《スタート》ボタン−《プログラム》−《アクセサリ》−《ケーブル接続》の順でクリックします。
→「ケーブル接続」の画面が表示されます。
(9)設定の《変更》ボタンをクリックします。
(10)どちらをホスト側・ゲスト側にするか決定します。
片方のマシンで《ホスト》ラジオボタン、もう片方のマシンで《ゲスト》ラジオボタンをクリックします。
(11)《次へ》ボタンをクリックします。
(12)使用するポートを選択します。
仮想ポート「COM4上のシリアルケーブル」を選択します。
【注1】
・ 仮想ポート(COM4)の名前が表示されていない場合は、《新しいポートのインストール》ボタンをクリックします。
手順(6)で確認した「アプリケーションをサポートしているポート(=ここではCOM4とLPT3)」に合わせて、「COM4上のシリアルケーブル」と「LPT3上のパラレルケーブル」という選択肢が追加されます。
・ Windows95の「ヘルプ」では、「赤外線通信ポート」を選択するように書いてありますが、「赤外線通信ポート」とは表示されません。
【注2】
同じ画面に「2.ケーブルを差し込んでください。」と表示されていますが、赤外線通信によるケーブル接続の場合は、赤外線がケーブルの代わりになるので、シリアルケーブルやパラレルケーブルを使う必要はありません。

(13)《次へ》ボタンをクリックします。
【注】
ホスト側に共有設定していない場合は、「ファイルとプリンタの共有」の画面が表示されます。
ここで、共有設定をすることも可能です。

(14)ホスト側・ゲスト側それぞれの設定を終了します。
《完了》ボタンを押します。
(15) それぞれのパソコンで、ケーブル接続のダイアログボックスが表示され、接続されます。
接続されると、ホスト側はダイアログボックスのメッセージが変化します。ゲスト側ではホストマシンの共有フォルダが表示されます。
Q&A番号105641
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