【現象の説明】
Windows95起動後、セットアップユーティリティの《Power》メニューの「Auto Suspend-to-RAM After」または「Auto Suspend-to-Disk After」で設定した時間が経過しても、各々のサスペンド状態に移行できない場合があります。
【対応策】
(A)以下の仕様について確認してください。
「Auto Suspend-to-RAM After」または「Auto Suspend-to-Disk After」で設定した時間は、以下の場合に限り有効です。
・キーボードやグライドポイント等のポインティングデバイスによる操作が一切行われないこと
・画面上に時計表示やカーソル点滅等の表示の書き換えがないこと
・CD-ROMドライブやハードディスクドライブへのアクセスが全く行われないこと
(アクセスの有無はキーボード上部のファンクションランプで確認できます。点灯時にはアクセスが行われています。)
(B)上記の条件を満たすために以下の設定について確認・変更してください。
(B-1)《コントロールパネル》の《パワーマネージメント》を「詳細」に設定します。
【参照】
《コントロールパネル》の《パワーマネージメント》を「詳細」に設定する方法については、当Mebius Q&Aの「《コントロールパネル》の《パワーマネージメント》を「詳細」に設定するには?」を参照してください。
(B-2)CD-ROMドライブの自動挿入機能を解除します。
【参照】
CD-ROMドライブの自動挿入機能を解除する方法については、当Mebius Q&Aの「CD-ROMドライブの自動挿入機能を解除するには?」を参照してください。
(B-3)タスクバーに時刻が表示されないようにします。
【参照】
タスクバーに時刻が表示されないようにする方法については、当Mebius Q&Aの「タスクバーに時刻が表示されないようにするには?」を参照してください。
(B-4)カーソルの点滅等画面の書き換えが必要なアプリケーション(例:ワープロソフト)を終了させます。
(B-5)自動的にハードディスクドライブやCD-ROMドライブをアクセスするようなアプリケーションを終了させます。
【注】
上記条件をすべて満たしていても、Windows95の仕様で定期的に表示の一部を書き換えたりハードディスクを読み書きしたりすることもあり、サスペンドに移行するまでに、設定した時間より長い時間を要したり、サスペンド状態に移行しない場合もあります。