【現象の説明】
ProImage Plusにおいて、《ファイル》メニューの《読み込み》でビットマップ(BMP)形式のファイル(拡張子がBMPであるファイル)を指定して読み込んで画面に表示させた後、このファイルを《ファイル》メニューの《名前を付けて保存》で「ファイルの種類」を「JPEGファイル」(拡張子がJPGであるファイル)として保存しようとした場合、以下のようなメッセージが表示される場合があります。
「このイメージのタイプがサポートしていません。」
【原因】
JPEGファイルは規格上、24ビットカラーイメージの圧縮を行いますが、16色か256色(8ビットパレット)のBMPファイルに対しては、この24ビットカラーイメージの圧縮を行うことができません。
今回ProImage Plusに読み込んだBMP形式のファイルは、16色か256色(8ビットパレット)のBMPファイルであったと思われます。そのため、24ビットカラーイメージの圧縮を行うことができず、JPEG形式のファイルとして保存できないので、上記のメッセージが表示されました。
この場合は、当該BMP形式のファイルをJPEG形式に変換し保存することができるように、カラーモードを24ビットに変更する必要があります。
尚、1677万色(24ビット)のBMP形式のファイルは、カラーモードを変更することなくJPEG形式のファイルとして保存できます。
【対策】
以下の手順に従って、カラーモードを24ビットに変更してから、JPEG形式で保存します。
(1)《変更》メニューで、カラーモードを「カラー1677万色」に変更します。
操作方法が各ProImage Plusのバージョンによって、以下のように異なります。
(1A)ProImage Plus Version 2の場合
(1A-1)保存したいBMP形式ファイルの画像が表示されている状態で、《変更》メニューの《カラーモードの変更》をクリックします。
(1A-2)「カラーモードの変更」ダイアログボックスの「目的タイプ」グループボックスで、《カラー1677万色》ラジオボタンをオンにします。
(1A-3)《OK》ボタンをクリックして「カラーモードの変更」ダイアログボックスを閉じます。
→「無題」という名前の新たな画面が表示されます。
(1B)ProImage Plus Version 4の場合
(1B-1)保存したいBMP形式ファイルの画像が表示されている状態で、《変更》メニューの《イメージタイプの変更》をクリックします。
(1B-2)「目的のイメージタイプ」グループボックスで《カラー1677万色》ラジオボタンをオンにします。
(1B-3)《OK》ボタンをクリックして「イメージタイプの変更」ダイアログボックスを閉じます。
→「無題」という名前の新たな画面が表示されます。
(2)《ファイル》メニューの《名前を付けて保存》をクリックします。
(3)「名前を付けて保存」ダイアログボックスまたは「ファイル名を付けて保存」ダイアログボックスで、「ファイルの種類:」の「▼」をクリックして、表示されたリストから「JPEGファイル(*.JPG)」をクリックします。
(4)「ファイル名:」で拡張子「.jpg」の前の文字列を任意に入力して、ファイル名を指定します。
(5)《OK》ボタンまたは《保存》ボタンをクリックします。
→ 表示された画像がJPEGファイルとして保存されます。
(6)「ファイル情報」ウィンドウが表示された場合は、《OK》ボタンをクリックして閉じます。