<解説>
工場出荷時では、「電源状態のポーリングをしない」設定は無効になっており、Windows95は自動的に定期的に電源状態のチェックを行っています。
音が飛ぶ、画面の流れが途切れる、マウスポインタの動きが悪い、時計が遅れる等の現象が発生した場合は、「電源状態のポーリングをしない」設定を有効にすると、このような現象は緩和されます。
また、赤外線通信、ケーブル通信、モデム通信等の通信を行う場合には、必ず予め「電源状態のポーリングをしない」設定を有効にしておく必要があります。
<手順>
以下の手順に従って、「電源状態のポーリングをしない」設定を有効にします。
(1)《スタート》ボタン−《設定》−《コントロールパネル》の順でクリックします。
(2)《システム》アイコンをダブルクリックします。
(3)「システムのプロパティ」から「デバイスマネージャ」タブをクリックします。
(4)「システムデバイス」の左の「+」をクリックします。
(5)「アドバンスパワーマネジメントサポート」をダブルクリックします。
(6)「アドバンスパワーマネジメントサポートのプロパティ」の「設定」タブをクリックします。
(7)「パワーマネジメントをサポートする」チェックボックスがオンになっていることを確認します。
(8)「電源状態のポーリングをしない」チェックボックスをクリックしてオンにします。
(9)《OK》ボタンをクリックしてウィンドウを閉じていきます。
(10)システムを再起動します。
【注】
「アドバンスパワーマネジメントサポートのプロパティ」の「設定」タブで「強制的にAPM 1.0モードにする」チェックボックスがオンになっている場合は、オフにてください。
「電源状態のポーリングをしない」と「強制的にAPM 1.0モードにする」は両方同時に有効にすることはできません。
どちらかを選んで設定してください。
「電源状態のポーリングをしない」を有効にした上でバッテリの状態を知りたい場合は、「Phoenix SETUP Utility」の画面で確認してください。
【参照】
「Phoenix SETUP Utility」の画面でバッテリの状態を確認する方法については、当Mebius Q&Aの
「バッテリの状態を確認するには?」を参照してください。