IrDA論理ポートドライバを正しく認識させるには?

該当機種

<解説>

ここでは、Microsoft Windows95標準の赤外線通信ドライバ(赤外線モニター)を使用してIrDA方式の赤外線通信を行う場合、必要不可欠なIrDA論理ポートドライバを正しく認識させる手順について説明します。
下記の手順に従って、IrDA論理ポートドライバの状態を確認し、正しく認識されていない場合は、各々のケースに従って当該ドライバを正しく認識させる手順を実行してください。


<手順>

(1)一旦、Microsoft Windows95標準の赤外線通信ドライバ(赤外線モニター)を無効にします。

【参照】
Microsoft Windows95標準の赤外線通信ドライバ(赤外線モニター)を無効にするには、当Mebius Q&Aの「Microsoft Windows95標準の赤外線通信ドライバ(赤外線モニター)を無効にするには?」を参照してください。

(2)《スタート》ボタン−《設定》−《コントロールパネル》の順でクリックします。

(3)《システム》アイコンをダブルクリックします。

(4)「システムのプロパティ」で「デバイスマネージャ」タブをクリックします。

(5)「ポート」をダブルクリックします。

→ 「ポート」の下にご使用のマシンで現在認識されているポートが表示されます。

(6) 表示された「ポート」の状態を確認し、各々のケースによって該当する手順を実行します。

(6-A) 表示されたポートの中に「SMC IrCC(Fast Infrared)Hardware and Driver」が1つ存在し、「×」や「!」が付されていない場合

→ IrDA論理ポートドライバは正しく認識されています。この後の手順を実行する必要はありません。

(6-B) 表示されたポートの中に「SMC IrCC(Fast Infrared)Hardware and Driver」が複数存在する場合

→ (7)以降の手順を実行します。

(6-C) 表示された「SMC IrCC(Fast Infrared)Hardware and Driver」に「×」や「!」が付されている場合

→ (7)以降の手順を実行します。

(6-D) 表示されたポートの中に「SMC IrCC(Fast Infrared)Hardware and Driver」が全く存在しない場合

→ (7)以降の手順を実行します。

(7)表示されているポートを一旦すべて削除します。

下記の手順に従って削除します。

(7-1)(5)で「ポート」の下に表示されたポートを1つクリックして選択して、《削除》ボタンをクリックします。
(7-2)「ポート」をダブルクリックします。
(7-3)「ポート」の下に表示された各々のポートがすべて削除されるまで、(7-1)〜(7-2)を繰り返します。

(8)《閉じる》ボタンまたは《OK》ボタンをクリックして、「システムのプロパティ」 を終了させた後、《スタート》ボタン−《Windowsの終了》で《コンピュータを再起動する》ラジオボタンをオンにして、コンピュータを再起動します。

→ コンピュータが再起動され、Windows95の起動時にポートが自動的に認識されます。


【注1】
セットアップユーティリティで赤外線通信を行う際に必要な設定が正しく行われていない場合は、ポートが正しく自動認識されない場合があります。
必要に応じて、コンピュータが起動される際に[F2]キーを押し、セットアップユーティリティを以下のように正しく設定してください。

《POWER MANAGEMENT SETUP》メニュー
Power Management:[Disabled]
《INTEGRATED PERIPHERALS》メニュー
Infrared Port Mode:[Fast IR]
Duplex Select:[Half]
IRRX mode Select:[IRMODE]
Fast IR Use DMA:[1]


【参照】
セットアップユーティリティの起動・終了と設定変更については、当Mebius Q&Aの「セットアップユーティリティの起動と終了のしかたは?」を参照してください。

【注2】
Microsoft Windows95標準の赤外線通信ドライバ(赤外線モニター)が正しくインストールされていない場合は、IrDA論理ポートドライバも正しく認識されない場合があります。
同梱の再インストール説明書の「Microsoft赤外線モニタ」及び「4M IR通信の設定」の記述に従って、Windows95標準の赤外線通信ドライバを正しくインストールしてください。


(9)(2)〜(6)の手順を実行し、IrDA論理ポートドライバが正しく認識されたかどうか確認します。

(6-A)の状態になっている場合

→ IrDA論理ポートドライバは正しく認識されています。(11)以降の手順を実行してください。

(6-D)の状態になっている場合

→ (10)以降の手順を実行してください。

(10)IrDA論理ポートドライバを設定します。

以下の手順に従って、IrDA論理ポートドライバを設定します。

(10-1)《コントロールパネル》の《システム》の「デバイスマネージャ」タブの「ポート」の中で、「通信ポート(COM2)」をクリックして《プロパティ》ボタンをクリックします。
(10-2)「通信ポート(COM2)のプロパティ」で「ドライバ」タブをクリックして、《ドライバの変更》ボタンをクリックします。
(10-3)「デバイスの選択」ダイアログボックスで《すべてのデバイスを表示》ラジオボタンをオンにします。
(10-4)「製造元:」で「Sharp Corporation」をクリックして、「モデル:」で「SMC IrCC(Fast Infrared)Hardware and Driver」をクリックします。
(10-5)《OK》ボタンをクリックして、画面を閉じていきます。
(10-6)コンピュータを再起動する旨のメッセージが表示されたら、《はい》ボタンをクリックして、コンピュータを再起動します。

【注意】
(10-4)で「製造元:」に「Sharp Corporation」が存在しない場合は、IrDA論理ポートドライバがインストールされていません。
同梱の再インストール説明書の「Microsoft 赤外線モニタ」の記述を参照して、IrDA論理ポートドライバをインストールしてください。

(11)無効にしたMicrosoft Windows95標準の赤外線通信ドライバ(赤外線モニター)を有効にします。

【参照】
Microsoft Windows95標準の赤外線通信ドライバ(赤外線モニター)を有効にするには、当Mebius Q&Aの「Microsoft Windows95標準の赤外線通信ドライバ(赤外線モニター)を有効にするには?」を参照してください。
Q&A番号105967
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