<解説>
工場出荷時ではCD-ROMドライブはRドライブとして認識されていますが、再インストール等によってDドライブとして設定されることがあります。
CD-ROMドライブのドライブ名は変更可能です。
ここでは、DドライブからRドライブに変更する手順を例に説明します。
<手順>
(1)「autoexec.bat」ファイルの記述を確認し、必要があれば変更します。
以下の手順に従って操作します。
(1-1)《スタート》ボタン−《ファイル名を指定して実行》の順にクリックします。
(1-2)「名前:」に『sysedit』と半角で入力します。
(1-3)表示された「システムエディタ」ウィンドウで「C:\AUTOEXEC.BAT」をアクティブにします。
(1-4)「C:\AUTOEXEC.BAT」内の記述のうち、「C:\WINDOWS\COMMAND\MSCDEX」という文字列を含む行について、行頭に「REM」が付いているかどうか確認します。
(1-4A)「C:\WINDOWS\COMMAND\MSCDEX」という文字列を含む行の行頭に「REM」が付いている場合
「システムエディタ」ウィンドウをクローズボックス(タイトルバー右端の《×》ボタン)をクリックして閉じ、(2)以降の手順を実行します。
(1-4B)「C:\WINDOWS\COMMAND\MSCDEX」という文字列を含む行の行頭に「REM」が付いていない場合
(1-4B-1)当該行の中で、「/L:D」("D"は現在のCD-ROMドライブ名)という記述を「/L:R」("R"は新しく設定したいCD-ROMドライブ名)に変更します。
当該行の中に「/L:D」という記述がない場合は、行末に「/L:R」という記述を追記します。
【注】入力は半角英数字で行います。
(1-4B-2)「システムエディタ」ウィンドウで《ファイル》メニューの《上書き保存》をクリックします。
(1-4B-3)《ファイル》メニューの《システムエディタの終了》をクリックして、「システムエディタ」ウィンドウを閉じます。
(1-4B-4)《スタート》ボタン−《Windowsの終了》をクリックして、《コンピュータを再起動する》または《再起動する》ラジオボタンをオンにして《OK》ボタンをクリックし、システムを再起動します。
(2)以下の手順に従って、「システムのプロパティ」の「デバイスマネージャ」でCD-ROMドライブ名を確認、設定変更します。
以下の手順に従って操作します。
(2-1)《スタート》ボタン−《設定》−《コントロールパネル》の順にクリックします。
(2-2)《システム》アイコンをダブルクリックします。
(2-3)「システムのプロパティ」で「デバイスマネージャ」タブをクリックします。
(2-4)CD-ROMの左の「+」をクリックします。
(2-5)CD-ROMの下に表示された製品名(例:「MATSHITA UJDCDXXXX」、「SHARP ATAPI CD-R8」等)をクリックし、《プロパティ》ボタンをクリックします。
【注】「MATSHITA UJDCDXXXX」の「XXXX」はモデルにより異なります。
(2-6)表示されたCD-ROM製品のプロパティで「設定」タブをクリックします。
(2-7)「現在のドライブ:」の欄に表示されているドライブ名を確認します。
(2-7A)「R:」と表示されている場合
CD-ROMはRドライブとして正しく認識されています。この後の手順を実行する必要はありません。
(2-7B)「R:」と表示されていない場合
(2-8)以降の手順を実行します。
(2-8)「予約ドライブ文字」グループボックスで、「開始ドライブ:」の「▼」をクリックし、表示された一覧の中から「R:」をクリックします。
→ 「終了ドライブ:」に自動的に「R:」が表示されます。表示されない場合は、「R:」を選択します。
(2-9)《OK》ボタンをクリックします。
(2-10)「システムのプロパティ」で、《OK》ボタンをクリックします。
(2-11)システムを再起動します。
以上でCD-ROMドライブは、Rドライブに設定されます。