ハードディスクの容量をエクスプローラ等を使用してWindows上で確認すると、カタログや取扱説明書に記載されている容量より少なく表示されている。

該当機種

<解説>

エクスプローラからCドライブのプロパティを開くなどの操作によりWindows上で確認できるハードディスクの容量は、カタログや取扱説明書に記載されている容量よりも少なく表示されています。

【注】
エクスプローラからCドライブのプロパティを開くには、
《スタート》ボタン−《プログラム》−《エクスプローラ》を起動し、「エクスプローラ」ウィンドウの「すべてのフォルダ」で「C:」をクリックして選択し、《ファイル》メニューの《プロパティ》をクリックします。

このようにWindows上とカタログ・取扱説明書上とで容量表示が異なるのは、以下(A)、(B)の2つに原因があります。


(A)表記方法の相違について

カタログ・取扱説明書では、ハードディスク業界の慣習に従って、
1GByte=1000MByte
として換算した値が記載されています。
一方、エクスプローラ等のOS上では、ソフトウェア業界の慣習で、
1GByte=1024MByte
として換算した値を使用しています。
このような表記方法の相違により、ハードディスク容量の表示値が異なっています。
但し、これは表記上だけの問題であり、実際のハードディスクの容量が増減しているわけではありません。

(B)サスペンドディスク領域について

サスペンドディスク領域が設定されているマシンでは、その分だけエクスプローラ等で表示されるハードディスクの容量が少なくなっています。
これは、エクスプローラ等のWindows上では、サスペンドディスク領域を含まない領域をハードディスク容量として扱っているからです。


【補足】
Mebius上から正確なハードディスクの全容量を確認したい場合は、下記の手順に従ってMS-DOSプロンプトでFDISKコマンドを使って調べることができます。
(注:この結果表示される値は、1GByte=1024MByteとして換算した値になります。)


<ハードディスク全容量確認手順>

(1)《スタート》ボタン−《プログラム》−《MS-DOSプロンプト》の順にクリックします。

(2)「MS-DOSプロンプト」ウィンドウで『fdisk』と入力し、[Enter]キーを押します。

(3)「大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか(Y/N)」と表示される場合は、[Enter]キーを押します。

(4)「FDISKオプション」画面が表示され、以下のような選択項目が表示されます。

1.MS-DOS領域または論理MS-DOSドライブを作成
2.アクティブな領域を設定
3.領域または論理MS-DOSドライブを削除
4.領域情報を表示

(5)『4』を入力し、[Enter]キーを押します。
→ 領域情報が表示され、ハードディスクの容量を確認できます。

(6)FDISKコマンドを終了したい場合は、「領域情報を表示」画面で[Esc]キーを押します。

(7)「FDISKオプション」画面が表示されるので、再度[Esc]キーを押します。

(8)『exit』と入力し[Enter]キーを押します。
Q&A番号106012
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