<解説>
当該Mebius機種において、「Config.sys」ファイル内で「EMM386.EXE」が設定されていることを前提にしている一部のアプリケーションが動作しないことがあります。
この現象は、下記の<対策>の手順に従って、「Config.sys」ファイル内の「EMM386.EXE」を有効にすることで回避される場合があります。
この回避は、あくまでもMS-DOSアプリケーションの「EMM386.EXE」に関連した問題のみを回避するもので、他の問題によって引き起こされている不具合は回避できませんので、予めご了承ください。
<対策>
以下の手順に従って、「Config.sys」ファイル内の「EMM386.EXE」に関する記述行について「REM」の記述を削除してください。
その後、システムを再起動して、再度、MS-DOSアプリケーションを実行してみてください。
(1)《スタート》ボタン −《ファイル名を指定して実行》の順でクリックします。
(2)「名前」に『sysedit』と半角で入力し、《OK》ボタンをクリックします。
→ 「システムエディタ」ウィンドウが表示されます。
(3)「システムエディタ」ウィンドウ内の「C:\CONFIG.SYS」画面をアクティブにします。
【補足】
「C:\CONFIG.SYS」画面をアクティブにするには、「C:\CONFIG.SYS」画面のタイトルバーをクリックします。
(4)「REM△device=c:\windows\emm386.exe△noems△X=D000-DFFF」と記述されている行について、先頭の「REM△」を削除します。(△は半角スペースを示します。)
(5)「システムエディタ」ウィンドウの《ファイル》メニューの《上書き保存》をクリックします。
(6)「システムエディタ」ウィンドウの《ファイル》メニューの《システムエディタの終了》をクリックします。
(7)《スタート》ボタン −《Windowsの終了》の順でクリックし、《再起動する》ラジオボタンをオンにして、《OK》ボタンをクリックします。
→ システムが再起動されます。
この後、当該MS-DOSアプリケーションを実行してみてください。
<重要>
当該MD-DOSアプリケーションを実行した後は、「Config.sys」ファイル内の「EMM386.EXE」に関する記述行に「REM」を付加しておくことをお勧めします。
<補足>
この「Config.sys」ファイル内の「EMM386.EXE」に関する記述行の「REM」は、プロダクトリカバリCD-ROMで再インストールを行った後、プリインストールアプリケーションをすべてインストールすると、付加されます。
「REM」の付加は、VirusScan for Windows95が行っています。