<解説>
ここでは、ネットワークに接続している場合や、LAN内蔵のMebius機種において、Windows95/98起動時に表示される「ネットワークパスワードの入力」/「ネットワークへようこそ」ダイアログボックスを表示させないようにする方法について説明します。
ネットワークに接続している場合は、「WindowsNTのドメインに参加していない場合(ワークグループモデルの場合)」と「WindowsNTドメインに参加している場合(ドメインモデルの場合)」の二つのケースにより、手順が異なります。
以下の「ワークグループモデルとドメインモデルを区別する方法」をご参照いただくか、ネットワーク管理者に確認するかして、ご使用環境にあったケースの手順を実行してください。
ネットワークに接続していない場合は、「WindowsNTのドメインに参加していない場合(ワークグループモデルの場合)」の手順を実行してください。
「ワークグループモデルとドメインモデルを区別する方法」
-
《スタート》ボタン−《設定》−《コントロールパネル》の順にクリックし、《ネットワーク》アイコンをダブルクリックします。
- 「現在のネットワークコンポーネント」で「Microsoftネットワーククライアント」を選択し、《プロパティ》ボタンをクリックします。
-
「Microsoftネットワーククライアントのプロパティ」で、「WindowsNTのドメインにログオンする」チェックボックスを確認します。「WindowsNTのドメインにログオンする」チェックボックスがオンになっている場合は、「WindowsNTドメインに参加している場合(ドメインモデルの場合)」で、チェックボックスがオフになっている場合は、「WindowsNTのドメインに参加していない場合(ワークグループモデルの場合)」となります。
<手順>
<WindowsNTのドメインに参加していない場合(ワークグループモデルの場合)>
- 現在任意の文字列が設定されているWindowsパスワード(Windowsにログオンするパスワード)について、文字列を何も指定しないように(パスワードが空白になるように)設定します。
【参考】
Windowsパスワードが空白になるように設定を変更する方法については、当Mebius Q&Aの「Windowsパスワードが空白になるように設定を変更するには?」を参照してください。
- ネットワークのプロパティにおいて「優先的にログオンするネットワーク」で「Windowsログオン」を設定します。
(2-1)《スタート》ボタン−《設定》−《コントロールパネル》の順にクリックします。
(2-2)《ネットワーク》アイコンをダブルクリックします。
(2-3)「ネットワークの設定」タブの「優先的にログオンするネットワーク」で、「▼」をクリックして表示された選択肢の中から、「Windowsログオン」をクリックして選択します。
(2-4)《OK》ボタンをクリックします。
(2-5)「システム設定の変更」ダイアログボックスで「今すぐ再起動しますか?」と表示されたら、《はい》ボタンをクリックします。
システムが再起動されます。
【補足1】
共有されたフォルダなどのネットワークリソースを使用する際に、パスワードの入力を求められた場合は、「このパスワードを保存する」チェックボックスをオンにして、パスワードを入力します。
この操作で、そのリソースに対するパスワードを保存できるので、次回以降はパスワードを入力する必要はなくなります。
【補足2】
再び「ネットワークへようこそ」/「ネットワークパスワードの入力」ダイアログボックスを表示させるには、手順(2)の「ネットワークのプロパティ」の「優先的にログオンするネットワーク」で「Microsoftネットワーククライアント」を設定します。
<WindowsNTのドメインに参加している場合(ドメインモデルの場合)>
-
現在任意の文字列が設定されているWindowsパスワード(Windowsにログオンするパスワード)について、文字列を何も指定しないように(パスワードが空白になるように)設定します。
【参考】
Windowsパスワードが空白になるように設定を変更する方法については、当Mebius Q&Aの「Windowsパスワードが空白になるように設定を変更するには?」を参照してください。
-
ネットワークのプロパティにおいて「優先的にログオンするネットワーク」で「Windowsログオン」を設定します。
(2-1)《スタート》ボタン−《設定》−《コントロールパネル》の順にクリックします。
(2-2)《ネットワーク》アイコンをダブルクリックします。
(2-3)「ネットワークの設定」タブの「優先的にログオンするネットワーク」で、「▼」をクリックして表示された選択肢の中から、「Windowsログオン」をクリックして選択します。
(2-4)《OK》ボタンをクリックします。
(2-5)「システム設定の変更」ダイアログボックスで「今すぐ再起動しますか?」と表示されたら、《はい》ボタンをクリックします。
システムが再起動されます。
-
システム再起動後に「ネットワークパスワードの入力」ダイアログボックスが表示された場合は、「ユーザー名」、「パスワード」、「ドメイン」を入力し、「このパスワードを保存する」チェックボックスをオンにして、《OK》ボタンをクリックします。
以上の操作によって、ドメインに対するパスワードを保存できるので、次回のWindows起動時から「ネットワークパスワードの入力」ダイアログボックスまたは「ネットワークへようこそ」ダイアログボックスは表示されなくなります。
【補足1】
ドメインの認証外のネットワークリソースを使用する場合でパスワードが必要な場合は、パスワードの入力を求められます。その場合は、「このパスワードを保存する」チェックボックスをオンにします。
パスワードを入力します。
この操作で、そのリソースに対するパスワードを保存できるので、次回以降はパスワードを入力する必要はなくなります。
【補足2】
再び「ネットワークへようこそ」/「ネットワークパスワードの入力」ダイアログボックスを表示させるには、手順(2)の「ネットワークのプロパティ」の「優先的にログオンするネットワーク」で「Microsoftネットワーククライアント」を設定します。
以上の操作によって、Windows98起動時に「ネットワークパスワードの入力」ダイアログボックス(パスワード入力画面)は表示されなくなります。