＜解説＞
ここでは、Mebiusで、モデム回線を使用してインターネットに接続できない場合の各設定の確認手順について、説明します。
モデムが正常に動作していることが前提となります。
まず、当Mebius Q&Aの
「モデムが正しく認識されているか確認するには？」を参照して、モデムが正しく認識しているかどうか確認してください。
＜確認手順＞
以下の手順に従って、各々の設定を確認してください。
（1）コントロールパネルのネットワーク の設定を確認します。
（1-1）《スタート》ボタン −《設定》−《コントロールパネル》の順にクリックします。
（1-2）《ネットワーク》アイコンをダブルクリックします。
（1-3）「ネットワーク」のプロパティで、「ネットワークの設定」タブの「現在のネットワークの構成」または「現在のネットワークコンポーネント」の中に「ダイアルアップアダプタ」、「TCP/IP」があるか確認します。
「ダイアルアップアダプタ」、「TCP/IP」がない場合は、各々、追加処理を行います。
また、インターネット接続時にパスワードを保存したい場合は、「Microsoftネットワーククライアント」も追加します。「Microsoftネットワーククライアント」を追加した場合は、「ネットワーク」のプロパティの「ユーザ情報」タブまたは「識別情報」タブで、「コンピュータ名」および「ワークグループ」欄に任意の文字列を入力しておきます。
（1-4）《OK》ボタンをクリックして、「ネットワーク」のプロパティを閉じます。
（2）ダイヤルアップネットワークのプロパティの設定を確認します。
（2-1）デスクトップの《マイコンピュータ》アイコンをダブルクリックします。
（2-2）《ダイヤルアップネットワーク》アイコンをダブルクリックします。
【補足】
《ダイヤルアップネットワーク》アイコンが存在しない場合は、当Mebius Q&Aの「ダイヤルアップネットワークをインストールするには？」を参照して、「ダイヤルアップネットワーク」をインストールしてください。
（2-3）「ダイヤルアップネットワーク」ウィンドウで、接続したいプロバイダのアイコンを右クリックして、表示されたショートカットメニューから《プロパティ》をクリックします。
【補足】
接続したいプロバイダのアイコンが存在しない場合は、当Mebius Q&Aの「ダイヤルアップネットワークの「新しい接続」で、新たな接続先の設定を行うには？」を参照して、「新しい接続」ウィザードに従って、接続したいプロバイダの接続情報が設定されたアイコンを作成してください。
（2-4）「情報」タブまたは「全般」タブで、以下の点について確認・設定します。
- 「市外局番」欄と「電話番号」欄に、プロバイダのアクセスポイントの電話番号が正しく入力されているか確認し、されていなければ正しく入力します。
- 「国番号」欄に、「日本（81）」（海外の場合は、国番号）が選択されていることを確認します。
- 「接続の方法」欄で使用するモデムが正しく選択されているか確認し、正しく設定します。
- 「接続の方法」の《設定》ボタンをクリックして、使用しているモデムのプロパティで以下の点について確認・設定します。確認・設定が終了したら、《OK》ボタンをクリックして画面を閉じます。
- 「全般」タブの「ポート」が、設定しているモデムのポートと合致しているか確認します。
- 「最高速度」を適切な値に設定します。接続がうまくいかない場合は、この値を低くすることで問題を回避できる場合もあります。
- 「接続」タブをクリックして、以下のように設定します。
- 「データ」または「データビット」：8
- 「パリティ」：なし
- 「トーンを待ってからダイヤルする」：
外線直通発信の場合は、チェックボックスをオンにする
外線発信番号が必要な場合は、チェックボックスをオフにする
- 「ダイヤル時の接続タイムアウト」：通常は、チェックボックスをオンにし、「120」秒に設定しておくとよいですが、接続がうまくいかない場合は、チェックボックスをオフにして試してみてください。
（2-5）「サーバーの種類」タブ、および、「スクリプト」タブ（Windows95）または「スクリプト処理」タブ（Windows98）で、プロバイダが指定した設定の通りに設定されているか確認します。
特に、以下の点について注意します。
- 「サーバーの種類」タブの「サーバーの種類」または「ダイヤルアップサーバーの種類」欄を正しく設定します。
「PPP:Windows95、Windows NT3.5、インターネット」（Windows95）または「PPP:インターネット、Windows NT Server、Windows98」（Windows98）に設定する場合が多いと思われますが、詳細についてはプロバイダにお問い合わせください。
- 「サーバーの種類」タブの「TCP/IP」チェックボックスをオンにして、《TCP/IP設定》ボタンをクリックします。
表示された「TCP/IP設定」ダイアログボックスで、「ネームサーバーアドレスを指定する」欄の「プライマリDNS」または「セカンダリDNS」欄に、必要に応じて、プロバイダのDNS（ドメインネームシステム）のネームサーバーアドレスを指定します。
【補足】
設定必要項目や設定内容はプロバイダによって異なります。
詳細については、接続先のプロバイダにお問い合わせください。
（2-6）《OK》ボタンをクリックして、プロパティの画面を閉じていきます。
（3）ダイヤルアップの接続情報の設定を確認します。
（3-1）「ダイヤルアップネットワーク」ウィンドウで、接続したいプロバイダのアイコンをダブルクリックします。
（3-2）「接続」ダイアログボックスで、「ユーザー名」と「パスワード」欄に、プロバイダに接続する際のユーザーID（プロバイダによっては「コネクションID」と呼ぶ場合もあります）とパスワードが正しく入力されているか確認します。入力されていない場合は、正しく入力します。
プロバイダに接続する際の「ユーザー名」と「パスワード」は、各プロバイダから提供されます。「ユーザー名」と「パスワード」が不明な場合は、契約したプロバイダにお問い合わせください。
（3-3）《ダイヤルのプロパティ》ボタンをクリックして、以下の点について確認・設定します。
- 「市外局番」欄には、ご自分の地域に適した市外局番が入力されているか確認します。
- 「外線発信番号」欄には、必要のある場合のみ（構内回線など外線発信番号の入力が必要な場合のみ）入力します。
外線直通回線の場合は、何も入力する必要はありません。
外線発信番号が必要な場合は、「市内」欄および「長距離」欄（Windows95）、または、「市内通話」欄および「市外通話」欄（Windows98）に外線発信番号を入力します。（0発信の場合は、『0,,,』のように入力します。）
- 「通話カードを使用する」（Windows95）または「長距離通話に使用する通話カード」（Windows98）チェックボックス、および、「キャッチホン機能を解除するための番号」（Windows95）または「キャッチホン機能を解除する番号」（Windows98）チェックボックスは、特に必要がなければ、オフにして解除しておきます。
- 「ダイヤル方法」欄が、ご使用の回線に合った設定になっているか確認します。 (ご使用の回線がプッシュ回線の場合は「トーン」を、ダイヤル回線の場合は「パルス」を選択します。)
（3-4）《OK》ボタンをクリックして、「ダイヤルのプロパティ」を閉じます。
（4）プロバイダに接続してみます。
上記（3）までの手順で各設定を確認したら、プロバイダに接続してみます。
（4-1）「接続」ダイアログボックスで、「ユーザー名」欄と「パスワード」欄の入力を再度確認し、《接続》ボタンをクリックします。
（4-2） 接続の状況を確認します。
「ダイヤル中」と表示され、続いて「ユーザー名とパスワードを確認中」と表示された後に、「現在、*** に接続しています。」（"***"は、ダイヤルアップネットワークのアイコン名）と表示されたら、正しく接続されています。
この後、Internet Explorer や Netscape Navigator 等のブラウザを起動すれば、インターネットのホームページが閲覧できます。
【補足】
- 「ダイヤル先のコンピュータが応答しません。」と表示されたら、プロバイダのアクセスポイントの電話番号を再度確認して、しばらく時間をおいてから、接続してみてください。
- 「ダイヤル先のコンピュータは、ダイヤルアップがネットワーク接続を確立できません。パスワードを確認してから、やり直してみてください。」と表示されたら、「ユーザー名」と「パスワード」を再度正しく入力し直してから、接続してみてください。
- 通常の設定では、毎回接続する度に、「ユーザー名」と「パスワード」の入力が必要となります。
「ユーザー名」と「パスワード」の入力を省略したい場合は、「接続」ダイアログボックスの「パスワードの保存」チェックボックスをオンにしておきます。
