特定のPCカードを使用している際に、Windows98終了時にハングアップする。

該当機種
<解説>

ここでは、一部のPCカード(PCMCIAカード)を使用している状態でWindows98のシャットダウンや再起動を行った際、終了時に「しばらくお待ちください」の画面で止まってしまい、正常にシャットダウンや再起動が行われない場合の対応策について説明します。

この現象が発生することが確認されているPCカードは、以下の通りです。

[CD-ROM]
・CE-W10CD 8倍速CD-ROMドライブ
[LAN]
・BUFFALO LANCard PCMCIA TYPE22 TYPE2 LPC-TS
・mAcNiCA ME1 for JEIDA
[Combo]
・Xircom PS-CEM-28

(上記カード以外のカードをご使用の際でも、当現象が発生する場合は、以下の<対策>の手順を実行してみてください。)


<対策>

以下の(1)〜(2)の手順に従って、操作します。


(1)USBのI/Oアドレス設定を固定化します。

PCカード使用時に、USBが使用するI/Oアドレスが変更される場合がありますが、この時に当現象が発生することが確認されています。ここでは、USBが使用するI/Oアドレスを固定化することで現象を回避する手順について説明します。

(1-1)Mebiusの電源が切断されている際に、PCカードスロットに何も入れていない状態で、電源を起動します。(PCカードが挿入されている場合は、外しておきます。)

(1-2)Windows98が起動したら、《スタート》ボタン −《設定》−《コントロールパネル》をクリックします。

(1-3)《システム》アイコンをダブルクリックします。

(1-4)「システムのプロパティ」の「デバイスマネージャ」タブをクリックします。

(1-5)ユニバーサルシリアルバスコントローラ」をダブルクリックして、その下に表示された「Intel 82371AB/EB PCI to USB Universal Host Controller」をダブルクリックします。

(1-6)「Intel 82371AB/EB PCI to USB Universal Host Controller のプロパティ」で「リソース」タブをクリックし、「自動設定を使う」チェックボックスのチェックを外し、オフにします。

(1-7)I/Oの範囲」をクリックして選択し、《設定の変更》ボタンをクリックします。

(1-8)」欄を、競合しない他のアドレスに変更します。
※注意
「値」欄を、必ず変更することとし、「競合の情報」欄で「競合デバイスなし」と表示されるような値に設定してください。
ただし、変更前のアドレスと同じアドレスに設定すると、設定の変更が有効になりませんので、必ず違う値を設定してください。


(1-9)《OK》ボタンを2回クリックします。

(1-10)「変更不可の環境設定の作成」ダイアログボックスで、「リソースの設定がいくつか手動で調整されています。」という警告メッセージが表示されたら、《はい》ボタンをクリックします。

(1-11)《スタート》ボタン −《Windowsの終了》をクリックし、《電源を切れる状態にする》ラジオボタンをクリックしてオンにして、《OK》ボタンをクリックします。

(1-12) 「Windowsを終了します」と表示されている画面が表示されたままの状態になったら、[Enter]キーを押して何も起こらない事を確認(ハングアップを確認)したら、約 5秒後に電源スイッチで電源を切ります。

(1-13)Mebiusの電源を起動します。

この手順で、USBのアドレス設定が固定化され、カード使用時にWindowsが終了しない問題が回避されます。


(2)Windows98が正常に終了できない場合の一般的な回避方法を実行します。

Windows98が正常に終了できない場合の一般的な回避方法については、当Mebius Q&Aの「Windows98終了時にハングアップする。」を参照してください。


【補足】
LANカード経由でネットワークに接続されている場合で上記手順(1)、(2)を実行しても現象が改善されない場合は、当Mebius Q&Aの「LANカード経由でネットワークに接続しているMebiusで、Windows98が正常に終了しない。」を参照してください。
Q&A番号106071
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