Windows Meでは、アプリケーションとファイルの拡張子を関連付ける機能により、対応するアプリケーションを最初に起動しておくことなく、ファイルをダブルクリックするだけで起動や印刷等の操作を行うことができます。
例えばテキストファイル(txt)の場合、デフォルトでは「メモ帳」に関連付けられていますのでテキストファイルをダブルクリックすると自動的にメモ帳が起動します。
この設定を変更したり、削除したり、新規に追加することが可能です。
ファイルの関連付けには、以下の4つがあります。
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起動するアプリケーションのみを変更する
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既存のファイルの種類を編集する
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新しいファイルの種類を作成する
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ファイルの種類を削除する
ファイルの関連付けを変更/追加/削除するときは、「フォルダオプション」の「ファイルの種類」で編集してください。
『「フォルダオプション」の「ファイルの種類」を表示させる』
- スタートメニューから「設定」−「コントロールパネル」をクリックします。
「コントロールパネル」画面が表示されます。
- 「フォルダオプション」アイコンをダブルクリックします。
「フォルダオプション」アイコンが見つからないときは、画面左側の「全てのコントロールパネルのオプションを表示する」をクリックして表示させてください。
- 「ファイルの種類」タブをクリックします。
以下に、それぞれの編集方法について説明します。
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起動するアプリケーションのみを変更する
ここでは拡張子が.txtのテキスト文書を「ワードパッド」で起動するように編集する場合を例に説明します。
【参考】
この方法を使用したときは、関連付けを簡単に元に戻すことができます。
- 上記『「フォルダオプション」の「ファイルの種類」を表示させる』の操作をします。
- 「登録されているファイルの種類」画面で「TXT テキスト文書」を選択し、[変更]ボタンをクリックします。
「ファイルを開くアプリケーションの選択」画面が表示されます。
- 「このファイルを開くアプリケーション」の欄から実行したいアプリケーションのプログラムファイルを選択し(ここでは、「WordPad」を選択します)、[OK]ボタンをクリックします。
「フォルダオプション」ダイアログボックスに戻ります。
【補足】
実行したいアプリケーションが一覧にない場合は、次の操作をしてください。
(1)[その他]ボタンをクリックします。
「アプリケーションから開く」画面が表示されます。
(2)実行したいアプリケーションを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
「ファイルを開くアプリケーションの選択」画面に、選択したアプリケーションが追加されます。
(3)追加したアプリケーションを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
- [閉じる]ボタンをクリックします。
以上で、起動するアプリケーションの変更は完了です。
【参考】
以上の方法で変更した関連付けを元に戻すには、「フォルダオプション」の「ファイルの種類」タブで変更したファイルの種類を選択し、[元に戻す]ボタンをクリックします。
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既存のファイルの種類を編集する
ここでは拡張子が.txtのテキスト文書を「ワードパッド」で起動するように編集する場合を例に説明します。
- 上記『「フォルダオプション」の「ファイルの種類」を表示させる』の操作をします。
- 「登録されているファイルの種類」画面で「TXT テキスト文書」を選択し、[詳細設定]ボタンをクリックします。
「ファイルの種類の編集」ダイアログボックスが表示されます。
- 「アクション」画面の「open」を選択し、[編集]ボタンをクリックします。
「アクションの編集:XXXX(ここではテキスト文書)」ダイアログボックスが表示されます。
- [参照]ボタンをクリックします。
「ファイルを開くアプリケーションの選択」ダイアログボックスが表示されます。
- 実行したいアプリケーションのプログラムファイルを選択し[開く]ボタンをクリックします。
ここでは、「(C:)」(ハードディスク)−「Program Files」−「Accessories」−「WORDPAD」をクリックして選択します。
- 「アクションを実行するアプリケーション」欄に手順5で指定したプログラムファイル名が表示されていることを確認し、[OK]ボタンをクリックします。
「ファイルの種類の編集」ダイアログボックスに戻ります。
- [アクション]画面に[open]以外の表示があってそれらを変更したい場合には、それぞれを選択し手順3から6を繰り返します。
- 「ファイルの種類の編集」画面の[OK]ボタンをクリックします。
「フォルダオプション」ダイアログボックスが表示されます。
- [閉じる]ボタンをクリックします。
以上でファイルタイプの編集は完了です。
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新しいファイルタイプを作成する
ここでは拡張子が.abcという文書ファイルを「メモ帳」に関連付ける場合を例に説明します。
- 上記『「フォルダオプション」の「ファイルの種類」を表示させる』の操作をします。
- [新規]ボタンをクリックします。
「新しい拡張子の作成」ダイアログボックスが表示されます。
- 「ファイルの拡張子」欄に拡張子を入力します。
ここでは、abcと入力します。
- [OK]ボタンをクリックします。
「フォルダオプション」ダイアログボックスに戻ります。
- 「登録されているファイルの種類」ウィンドウの一覧から「ABC ABCファイル」を選択し、[詳細設定]ボタンをクリックします。
「ファイルの種類の編集」ダイアログボックスが表示されます。
- アイコンの横の空欄にファイルの種類として表示させる名前を入力します。
ここでは、文書ファイルと入力します。
- [新規]ボタンをクリックします。
「新しいアクション」ダイアログボックスが表示されます。
- 「アクション」欄に、そのファイルをダブルクリックしたときに実行させたいアクションを入力します。
起動する場合には、openと入力します。
- [参照]ボタンをクリックします。
「ファイルを開くアプリケーションの選択」ダイアログボックスが表示されます。
- 実行したいアプリケーションのプログラムファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックします。
ここでは、「(C:)」(ハードディスク)−「Windows」−「NOTEPAD」をクリックして選択します。
- 「アクションを実行するアプリケーション」欄に手順10で指定したプログラムファイル名が表示されていることを確認し、[OK]ボタンをクリックします。
「ファイルの種類の編集」ダイアログボックスに戻ります。
- [OK]ボタンをクリックします。
「フォルダオプション」ダイアログボックスが表示されます。
- [閉じる]ボタンをクリックします。
以上で新しいファイルタイプの作成は完了です。
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ファイルの種類を削除する
ここでは、『●新しいファイルタイプを作成する』で作成した拡張子.abcの「文書ファイル」のファイルの種類を削除する場合を例に説明します。
- 上記『「フォルダオプション」の「ファイルの種類」を表示させる』の操作をします。
- 「登録されているファイルの種類」ウィンドウで「ABC 文書ファイル」を選択し、[削除]ボタンをクリックします。
「…ファイルの種類を削除しますか?」と表示されます。
- [はい]ボタンをクリックします。
「フォルダオプション」ダイアログボックスに戻ります。
- [閉じる]ボタンをクリックします。
以上でファイルタイプの削除は完了です。