WindowsXP Service Pack 2セキュリティ強化機能搭載(SP2)は、ウイルス、ワームあるいは悪意のあるユーザーによる不正なアクセスを防ぐため、セキュリティ関連で強化されたWindowsXPのバージョンアップ版です。
以下のような新しい機能により、WindowsXPの安全性は飛躍的に向上します。
これらは特に、ワームやウイルスからパソコンを守るのに有効です。
●ネットワークからの保護
Windowsファイアウォールを有効にすると、ネットワークに接続していないときは接続ポートが閉じられます。これによりリモートプロシージャコール(RPC)サービスへの不正アクセスを防ぐことができます。分散コンポーネントオブジェクトモデル(DCOM)のプログラム構成にもアクセス制御制限が追加され、不正アクセスを防ぐことができます。
●ホームページ閲覧時の安全性の向上
Internet Explorerを使ってインターネットのホームページを閲覧しているときに、見るだけでパソコンがおかしくなるようなページに対して安全性が向上します。これで危険なスクリプトが組み込まれたページからスクリプトの実行を回避したり、また危険なプログラムのダウンロードを回避することもできます。また、知識や同意がなくても、悪意のあるActiveXコントロールやスパイウェアがパソコンで実行されることを防ぎます。
●添付ファイルに対する安全性の向上
Outlook ExpressとWindows Messengerの添付ファイルに対して安全性が向上しています。Outlook Expressのセキュリティと信頼性も改善されています。これで電子メールやインスタントメッセージを通じて送信される、潜在的な危険性を持つ添付ファイルは分離され、システムに影響を与えることができないようになります。
●メモリの保護
「バッファオーバーラン」と呼ばれるトラブルを引き起こす不正アクセスを減らします。
●コンピュータの保守性の向上
パソコンのシステムが常に最新の状態を保つように、新しい機能が追加されています。
セキュリティセンター・・・パソコンのセキュリティに関する情報を一元管理します。
Windowsインストーラ・・・アプリケーションソフトをインストールする際のセキュリティオプションを提供します。
Q&A番号107220