Windows XP Service Pack 2のデータ実行防止(DEP)機能を使用するには、以下の手順に従って操作してください。
- [スタート]をクリックし、「コントロールパネル」をクリックします。
- 「パフォーマンスとメンテナンス」をクリックし「システム」をクリックします。
「パフォーマンスとメンテナンス」が見つからないときは、「カテゴリの表示に切り替える」をクリックして表示させてください。
- 「詳細設定」タブをクリックし、「パフォーマンス」欄の[設定]をクリックします。
- 「データ実行防止」のタブをクリックします。
- データ実行防止(DEP)機能DEPをシステム全体的に使用するか、限定的に使用するかを選択します。
- 限定的に使用する
「重要な Windows のプログラムおよびサービスについてのみ有効にする」にチェックをつけ、[OK]をクリックします。
データ実行防止(DEP)機能はWindowsのシステム・プログラムのみに対して有効になります。ユーザーのプログラムに対しては機能しません。
- システム全体で使用する
「次のプログラムを除くすべてのプログラムでハードウェアおよびソフトウェアによる DEP を有効にする」にチェックをつけ、[OK]をクリックします。
全てのプログラムで、データ実行防止(DEP)機能が有効になります。ただし、特定のプログラムをデータ実行防止(DEP)機能を無効にする事ができます。
特定のプログラムに対するデータ実行防止(DEP)機能を無効にするには、以下の手順に従って操作してください。
- 「次のプログラムを除くすべてのプログラムでハードウェアおよびソフトウェアによるDEPを有効にする」をクリックしてチェックマークをつけます。
- [追加]をクリックします。
「ファイルを開く」画面が表示されます。
- データ実行防止(DEP)機能を無効にするアプリケーションの場所を指定し、[開く]をクリックします。
- [適用]をクリックし、[OK]をクリックします。
【参考】
データ実行防止(DEP)機能とは、バッファ・オーバーランによるコード実行などのウイルス攻撃を阻止する機能です。
「バッファ・オーバーラン」とは、パソコンが一度に処理できる上限をはるかに超える大容量の不正データをパソコン内のメモリー領域に侵入させて処理を混乱させ、不正データ内に仕込んでおいた悪意のあるプログラムを実行させるものです。
データ実行防止機能を使うには、パソコンのCPUがデータ実行防止機能に対応している必要があります。