「リカバリUtility」画面で表示されるこのメニューは、ハードディスクを処分、またはパソコンを譲渡したり廃棄したりするときに、パソコンの中に記録されていたデータの流出を防ぐためのユーティリティです。
このユーティリティを使用すると、ハードディスク全域(ハードディスクリカバリ用データの領域を除く)に「意味のないデータ文字列」を上書きし、データ復元アプリケーションソフトなどで復元できないようになります。
ただし、完全にデータを復元できないようにできるわけではありません。
このユーティリティを使用しても、ハードディスクリカバリ用のデータ領域は残ります。ユーティリティ使用後に再インストールを実施する際は、『取扱説明書』(冊子)の「ハードディスク全体をHDDから再インストールする」を参照して、ハードディスク全体を再インストールしてください。
【注意】
市販のパーティション変更ツールを使用してハードディスクのパーティション設定を変更している場合、このユーティリティを使用してもデータの消去ができないことがあります。このような時は、「リカバリCD-ROMを使用してハードディスクのデータを消去する」を参照してください。
ハードディスクの内容が消去されると、[Enter]キーを押すようメッセージが表示されます。
[Enter]キーを押すと、はじめの「リカバリUtility」メニュー画面が表示されますので、ハードディスクリカバリを実施するか、電源ボタンを押して電源をオフにしてください。
【参考】
上記メニューで電源をオフにした後の初回起動時に「リカバリUtility」画面を表示させなかった場合、パソコンの画面に以下のように表示されます。
Press F10 to Recover
OS not Found
この場合は、もう一度電源をオフにして約10秒後に電源を入れ直し、「Press F10 to Recover」と表示されている間に[F10]キーを押して「リカバリUtility」画面を表示させてください。
その後、リカバリの画面の指示に従って「ハードディスク全体をご購入時の状態に復元します」を選択して、ハードディスクから再インストールしてください。
Q&A番号107411