複数のアプリケーションを起動するなどして大量のメモリが消費されると、「仮想メモリの最小値が低すぎます」とメッセージが表示されることがあります。
仮想メモリの容量を増やすことで、この問題を解消できる場合があります。
仮想メモリの容量を増やすには、以下の手順に従って操作してください。

- [スタート]をクリックし、「コントロールパネル」をクリックします。
「コントロールパネル」画面が表示されます。
- 「パフォーマンスとメンテナンス」をクリックし、「システム」をクリックします。
【補足】
「パフォーマンスとメンテナンス」が表示されていない場合は、「システム」をダブルクリックしてください。
「システムのプロパティ」画面が表示されます。
- 「詳細設定」タブをクリックします。
- 「パフォーマンス」の枠内にある、[設定]をクリックします。
- 「詳細設定」タブをクリックし、[変更]をクリックします。
- 「初期サイズ」と「最大サイズ」の数値を増やし、[設定]をクリックします。
【補足】
最良のシステム効率を得るには、「初期サイズ」に「すべてのドライブの総ページングファイルサイズ」の下にある推奨サイズ以上の値を入力します。推奨サイズは、以下が目安になります。
「初期サイズ」: 搭載されている物理メモリ総容量(※)の 1.5 倍
「最大サイズ」:「初期サイズ」の約 3 倍
(※)お使いのパソコンの物理メモリ総容量は仕様表などでご確認ください。
例 )物理メモリの総容量が512MBの場合、以下のようになります。
「初期サイズ」: 512MB(物理メモリ総容量)× 1.5 で 768MB
「最大サイズ」: 768MB(「初期サイズ」)× 3 で 2,304MB
- [OK]をクリックします。
- 「パフォーマンスオプション」と「システムのプロパティ」画面で[OK]をクリックし、すべての画面を閉じます。
【補足】
再起動を促すメッセージが表示された場合は、メッセージの内容に従って再起動してください。
上記方法で仮想メモリ容量を増やした後にも同じメッセージが表示される場合は、不要なファイルの削除やディスククリーンアップをお試しください。
(Windowsの動作に必要なファイルを削除すると、パソコンの動作が不安定になったりWindowsが起動しなくなる場合があります。ファイルの削除を実行する場合は、ご注意ください。)
【参考】
仮想メモリ(仮想記憶)とは、ハードディスクをメモリの一部に代替して利用するOSの機能のことを言います。ハードディスク上に「スワップファイル」と呼ばれる専用の領域を用意し、メモリ容量が不足してきたら、使われていないメモリ領域のデータを一時的にハードディスクに退避させ、必要が生じた際にメモリに書き戻します。